コージィ城倉@週刊漫画ゴラク連載中
ももえのひっぷ 2巻 (ニチブンコミックス) なに漫画に分類するのか凄く難しいです。 一応は様々な要素の入ったサスペンスミステリーって枠なんでしょうけど。 前情報何にも無しで一気に読んで欲しい漫画です。 スカウターが壊れんばかりの漫画力です。コージィ城倉の本気。 この漫画に関しては多くを語らない方が良いのです…。 絶対に面白い。って言い切ることができる漫画です。読んで下さい!! スポンサーサイト
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201101022151 |
宮島礼吏@週刊少年マガジン連載中
どうせAKB商法のひとつなんだろ?AKBオタ向けなんだろ? って言いたい気持ちは良く分かる。特装版なんかは本当に…ね。 別にAKBを好きになる必要ないんです。この漫画はただの漫画としてとても面白いのです。 主人公の「浦山実」は細身で女顔であることがコンプレックス。そんな彼の片思いの相手「吉永寛子」はAKBに憧れてオーディションを受けるが、引っ込み思案な性格なため不合格に。二度目のオーディションを受ける吉永を応援するために、「浦山実」は「浦川みのり」と名前を変え女装をしこっそりとオーディションへ…! …という割ととんでもない話から始まります。一巻収録分は、吉永さんと一緒に合格しちゃったみのりちゃんが、吉永さんを守るために女装を続け課題に一生懸命取り組んでたら秋元Pのお気に入りになってしまい、研究生公演でセンターを与えられてしまう所まで。 「なんだよコレ ブスばっかじゃん」 これが最初の台詞です。AKBのグラビアを見て誰が可愛いとか誰はねーよwとかって盛り上がってる友達に言った一言。普通の潜入女装モノだったらメンバーの中に好きな子が居て、近づきたくてが理由になるんでしょうけど、スタートから少し違うのです。あんまりエロくないし、漫画の中でAKB推しがうざくもない。 きっかけはとんでもないけど、『アイドル』に真摯に向き合う主人公みのりと切磋琢磨するライバル達のただの熱い少年漫画なんですよ。そして頑張るみのりが可愛いんだよ…! 私は49ではたかみな推しです。二次元最高。たかみな可愛いよたかみな!!! |
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201101021732 |
ヤマシタトモコ@クロフネZERO
『家族と離別して人間不信に陥った少女が青年と次第に心通わせ真実の愛を見つける物語』 ↑ …だいたい合ってます。 アラサー全裸イケメンと苦労人JKのジェットコースター(ロマンス?)ギャグ漫画。 常識とは何か?17歳の年頃の女の子が己の価値観を疑いつつ現実と戦う…! 頑張れ負けるなたえ子。未来はきっと君に優しい。 まぁ色んなこと乗り越えてラブに発展するのですが。全裸の人と清純なJKが何がどうしてそうなったのか?…読んでみてください。登場人物全員キャラが立っててテンション高くてあっと言う間に読めてしまいます。愛嬌のあるキャラクター達なので、それが逆に勿体無い…。続きがあれば読みたいけど、ここで終わるから綺麗なのかもなぁ…。 同時収録の『3322』は『ドントクライ、ガール』全く別のベクトルの作品。 ヤマシタトモコ先生の漫画らしいっちゃらしい。女の人が「女の人」を描いた漫画です。 BL誌・青年誌・女性誌と色々なところで描いてる作家さんの深み…というか、作家としての力を感じる漫画でした。アフタヌーン連載中の『BUTTER!!!』もオススメ。 |
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201101021455 |
長崎ライチ@フェローズ
美人で自由なお姉さん『れい子』としっかり者風で乙女な可愛い妹『しおり』が織り成すシュール系4コマ漫画。面白さを伝えたくてレビューを書くのだろうけど、この漫画の面白さを伝えるの凄いハードル高いわ。。 基本的には言葉遊びと日常からの新しい発見からのギャグ。 ただ面白いだけじゃなくって、この漫画を読んだ後にほっこりとした気持ちになれるのは、姉妹の愛に溢れているからだと思うのです。姉妹仲良し可愛いよぉ…! 間の取り方や形容詞の使い方?、第三者からの心の声によるツッコミが秀逸です。 お姉ちゃんは真面目に頭が悪いんです。妹は賢いけど天然なんです。 「貝はこんなに美しく生きたあかしを残すのね」 貝殻を拾ってきたしおりに対してお姉ちゃんが言った言葉です。 嫌味の無い純粋さがこの漫画がただのギャグ漫画で終わらない素敵な所なんです。 |
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201101012006 |
イナズマイレブン 2 (コロコロドラゴンコミックス) やぶのてんや@コロコロコミック連載中 やっぱ…なんだかんだコロコロの漫画って良いよなぁ…。しみじみ思った。 いわずもがな人気ゲームからのコミカライズ作品。 ゲーム派やアニメ派から言わせれば、あのシーンが描かれてないだとか、あのキャラが空気化しちゃってるとか、足りない所とかイマイチな部分も多いであろう作品。でも私はあえて漫画版を推したいのです。大人が読んだらいい漫画。 なんでかって、昔読んだ少年漫画の王道を味わえるから。 主人公は熱血で、謎めいたライバルが居て、悪役も愛嬌があってキャラが立ってる。 最初は駄目な主人公たちも、ここぞと言うトコで必殺技が出るし。 …今となっては珍しいよねこんなの。一周して新しいような、やっぱり懐かしいような。劇中ではトンデモ技を駆使して超次元なサッカーをしてますが、それこそが王道なんだと思うんですよね。超次元でなんぼなんだよ。 昔読んでた少年漫画の「熱さ」を思い出せる。そんな漫画です。 単純明快な主人公たちの熱。今となっては そこに痺れるし憧れるのです。 あとスポーツ漫画はハッタリや効果が大事だと思うんです。例えばリアルと同じようにパースを取ると不自然になってしまうポーズを、デフォルメ(これも色々な意味があるんですが…)することで大きく見せるとかそういうの。やぶの先生のデフォルメの効いた可愛らしい絵柄がマッチして凄い良いと思う…んだけど、どうだろか。 内容に触れんの忘れてた…ええと…シスコンお兄ちゃんいっぱいでオイシイです。。 |
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200904250204 |
久保ミツロウ@イブニング連載中
ひさしぶりにまんがをよんでこころがすさみました…。 カバー裏漫画が真理過ぎて泣きそうになった。片方だけのっけちゃおう。。 クリックで拡大します。 ![]() で、この↑カバー裏漫画で言う「省略」された部分も描いているのがこのモテキって漫画なのですよ。省略しないからこそ上手くいったり、いかなかったりなんだけれども。引っ込み思案なヘタレにモテ期が来たらこんな感じになるんだきっと…ってモテ期が来ない人間には これだって妄想でしかないのですけどね☆ 過去の自分達…漠然と大人になればきっと童貞を捨てられると思っていた15歳と、ちゃんと好きな人が出来てその女性のために努力できたけど最終的にヘタレだった28歳との対話シーンが秀逸過ぎる…。 『思い出し恥ずかしさに殺されかける』シーンに凄く共感してしまった。。「死にたい」もいっぱい言うと意味を成さなくなってどうでも良くなるってのもすっごい分かる…。でもモテちゃってこれからどう付き合ったらいいのって葛藤は共感できない。できねーよ…! 藤本と林田さんの出会い編『リンダリンダ』が好きです。リンダちゃんが可愛いから。 リンダちゃん萌え~…とか言ってるからモテねーんだよな。知ってるよ。でもほっとけ。 |
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200903250055 |
尾玉なみえ@ビジネスジャンプ連載
海…… 思いもよらぬ妨害 耐えられぬほどの苦痛 この地獄のようなショービジネスの世界 すべてお前の汗と涙で洗い流せ そしてつかめ!!! トップアイドルの栄光を!!! 新人アイドル『海ひろ子』が敏腕マネージャー『紅速人』とトップアイドルを目指すお話です。事務所に入所するところから始まり、バックダンサーとしてのCM撮影・アイドル水泳大会・クイズ番組出演・ドッキリ企画…様々なアイドルイベントを経て最終的に海ひろ子はトップアイドルになれるのか? 前半は「アイドルらしさ」を意識しすぎたせいか、ちょっとぎこちなく感じます。なんでもアリになっちゃった後半からの方が面白いという…青年誌だからできるシモネタとか、分かりにくいパロディだとか尾玉なみえ節炸裂してます。第9話「並べろ!宇宙人!!」と第13話「モノクロ・ラブ」が個人的に好きです。 イケメンにセクハラするシーンは凄い生き生きしてるように見えます。というか、かなり高度なプレイをしているようにしか見えなかったです。。なみえはんはエロスに造詣が深い。 マネージャー紅さんが名前を「暮☆NIGHT」に変更しなければならなかった理由とか、ひろ子の行く末とかは是非手にとって読んで欲しいです。打ち切りクイーン渾身のアイドル漫画。PSPや箱○でアイドル育てちゃってたりなんかする方にもオススメ。 |
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200903232311 |
鈴菌カリオ@月刊 IKKI 現在は同誌にて「sillyなコダマ!!」連載中
ギャグ・コメディ・シリアス・センチメンタルと色々な短編が詰まってます。 方向がとっ散らかってるようでいて、根本的にはタイトルにある「乙女」を描いてます。 ハイテンションで押し切るようなギャグやらかしたと思ったら、思春期の女の子達のすれ違いとか気持ち悪いくらいにリアルに描いてるから凄い。特に『14はジューシー』なんて子供と大人の間、少女と女性の間に居る「乙女」が「乙女」だった故に苦くて切ない話…。 残念ながら女の子は「お砂糖 スパイス 素敵なものいっぱい」で出来ているわけじゃないんですよね。。(だからこそ二次元に逃げるのかもしれないなぁ。。) ギャグは波長が合えば面白い…ちょっと人選ぶかもしれないけど私は好きです。 「処女膜」と書いて「しきたり」と読ませるのは秀逸だよね。 |
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200903110033 |
水あさと@月刊少年シリウス連載中
富三月マイはごくごく普通の女子●生。オクテ少女のマイちゃんが転校してきた学校は、なんと女子が成り上がるために必要な(余計な)処世術を学ぶための学校だったのです! 男子がほとんど介入しない萌え漫画…という説明もなんだかしっくりしないけど、そんな漫画。あくまでも「女の子が成り上がるため/男性を攻略するため」の授業なんですが、こんな閉鎖された女子空間じゃ女の子同士が凄く仲良くしている描写も多くなりますよねー…。 しかし『生徒同士お互いに誘惑し合わなければならない』って校則がどうかしてるよ!! (でも「断じて百合漫画ではありません」って帯に書いてあるので百合漫画じゃないよ説得力ないけど。) ![]() だいたい毎回こんな感じで、普通の子マイちゃんがアクの強い友達ととんでもない授業に翻弄されつつも学園生活を頑張るのです。マイちゃんは普通であることが少しコンプレックスなようだけど、それはそれで「普通」という萌え要素もあるので無問題。頑張るマイちゃんをニヤニヤ眺めながら読む漫画ですよ。 百合漫画とか百合漫画じゃないとか…もうなんか可愛いからどうでもいいよね! 私はハナビちゃん(画像右)がお気に入りなので、単行本書き下ろし漫画は大変に美味しかったです。ハナビちゃんのオデコに牛乳…! 画像の出典:「世界制服セキララ女学館」 水あさと 講談社 |
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200903101701 |
唐沢なをき@イブニング連載中
久しぶりに表紙買い。いま私の中で特撮ブームなのでね。 帯にもありますが、特撮好き、アイドル好き、役者志望の人は読んだらいいよ! 新米俳優の「名神イリヒト」と「赤瀬川ヒロ」の2人が、赤貧プロダクションが企画した深夜枠特撮ヒーロー番組『きなこマン』に出演が決まるところから物語が始まります。当初は複数のヒーローが合体してヒーローになる『合体ヒーロー』モノだったんだけど、すったもんだでスーツアクターがドタキャンしたため イリがヒーロースーツを着て、ヒロが変身前のヒーローをやることに…。 ヒーロースーツはキツい・視界が狭い・息苦しい・暑い・暗い・動きづらい…と、とても大変で 出来る事ならあんまり着たくないモノ(一般的には)なんですが、イリはその閉塞感や圧迫感やらが大好きなボンテージマニアなので喜んでスーツを着るのです。 そう、主人公は緊縛フェチだったのです!! 締め付けられる快感を得るために(みんなには内緒)、ノーギャラでも出演をすると言うイリ…それに対しもう一人の主人公ヒロは、天然でだいぶ抜けてるイリをほっとけないから出演すると言う。なんでほっとけないかってイリが好きだから(学生時代から片思い)…。 なんと、もう一人の主人公はゲイだったのです!! このように、普通の人とはちょっと性的趣向が違う人が他にもたくさん出てきます。中には性癖を生かし職業にしてしまった人も。その人に倣ってイリも役者ではなくスーツアクターを目指すことになるのですが、、 ![]() 特撮ヒーロー番組観るときに、中の人(スーツアクター)がみんなこんなだったらどうしよう とか要らない心配してしまいそうです私。別にどんな性癖だろうと個人の自由ですが、様々な変態さんが色々な努力をした結果できた作品を 無垢な子供たちが目を輝かせて観てると思うと…なんか…えもいわれんっ まぁ『きなこマン』は深夜枠なんですが。 画像の出典:「ヌイグルメン!」 唐沢なをき 講談社 |
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200902060347 |