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発行部数と書店入荷数
※先に断っておきますが、「すべての書店がそうである」ということでは必ずしも無いし、こんな傾向であるという目安を書いているつもりです。私の書いている事が全て正しいという事はないだろうし、ひとつの、書店アルバイトの意見として捉えて頂けたらいいなと思います。
そして最後になんか偉そうな文章になってしまってごめんなさい。長いですごめんなさい。



えーと人面犬さまの【秋田書店販売部 『書店向け販促チラシ』 5つのポイント】の記事に触発されて書いてる記事です。いやホントはコメントするだけにしようと思ったら思いの外長くなってしまったので…。赤字は人面犬さまの記事からの引用です。

人面犬さまの仰ってる事に、いち書店アルバイトとして補足?(偉そうにごめんなさい)していきたいと思います。

まず、>書店における秋田書店コーナーがあまりにも狭すぎる これなんですが

狭くしている訳ではないんです!
無いんです、商品が…!


実際に面白いと思った商品を平積み展開しようと思っても、普通の書店(規模10万冊前後の店)では当日入荷数は大きなタイトル(クローバー含む)以外は入荷1もしくは0のものが殆どです。既刊が売れてる場合は同じ数入荷しますが、新登場は絶望的です。今月発売の『悪徒』は1、『覇道』は0でした。
(完全に余談ですが、ストライプブルー1・2巻が出たときは私がバイト先で普及用に複数冊買ったので、6巻になったいまでも5部くらい入荷します。)

発売日当日ですら追加の発注がかからないものが多いし、初版少ないくせに重版が遅い(そのため売りたい時期を逸してしまう)。棚を空ける訳にはいきませんし、売れない商品を長いこと置くってことも、書店としてはマイナスになるのです。。

こういった理由もあって、秋田書店コーナーが縮小されていくのだと思います。

>(大量の返本が発生する可能性が高いし)
この心配は残念ながらありません…。大量の返本をするには大量の入荷をしなければいけないので。大量に入荷…したくっても出来ないんです。

(ひょっとすると、「かぼちゃワイン」や「クローバー」は平台用の大量注文に耐えられるくらいに数が用意されてるのかもしれませんが、私はその作品を展開したいと思わなかったので真偽のほどはわかりません…)


>①具体的な数字(根拠・実績)は一切掲載しない。
>⑤大袈裟とかしか思えないコピー、矛盾しているのでは?というコピーがある。

ですが、チラシは完全に誇大広告かもしれません。でも視点を変えるとそうでもない…かも…。「売れている」は自社の他作品に比べてということでしょう。それこそ他社と張り合える作品なんて「無い」に等しいのですから…。

具体的な数字は出しちゃいけないので、少しぼかして言うと、
おジャンプの『Nのつく忍者漫画の新刊』の私のバイト先(一店舗だけ)の入荷数×3=『ナンバMG5の新刊』のチェーン全店での入荷数になります。

漫画専門店や大型書店だとまた話は変わるんでしょうけど、だいたいの普通の書店は似たり寄ったりだと思います。

もう言葉を選ばずに、言ってしまうと、そもそも他社と同じ土俵に立ってないのですよ。
チラシはきっと『(秋田書店の発行物の中では)大ヒット!』と書くべきだったのでしょう…しかし秋田での大ヒット!は他社でいうスマッシュヒット(小ヒット)なんです。秋田書店の発行物しか扱っていない書店ならいざ知らず、他社とも見比べている書店に向けて発信するチラシでは発行部数を書くことはマイナスイメージでしか無いんだと思います。

>②少年コミックがメインであり、少女コミック(プリンセス・ボニータ)については裏面でほとんどプッシュされていない。
これは私の憶測でしかないのですが、少女コミックは宣伝に対しての売上の見込みがないためだと思います。宣伝のスペースも限られているので、少年コミックの宣伝スペースとの取捨選択をした結果なんだと思います。

そして、>④看板作品(刃牙・浦安・ドカベン)をプッシュすることがほとんどなく、新規作品の売り込みに懸命である。
これも私がそう思うだけなんですが、この三作品は「言わなくても売れる」からだと思います。上と同じ理由で、宣伝しなくとも売れる商品の宣伝にスペースを割くよりは新規作品を推した方が良いということなんじゃないかと…。



…と、ここまで なんだかんだ聞こえが悪いような書きかたばっかりして来ましたが、私、決して秋田書店が嫌いなわけではありません。むしろ好きだから入荷数とか調べちゃったり、動向が気になったりしてるわけです。

書店アルバイトとしても、チャンピオンのファンとしても、結局のところ言いたいことは同じ、『発行部数を増やして欲しい』ということです。在庫を持て余すのは恐いかもしてないけど、もっと冒険してもいいと思います。実際問題、初版で買えずに難民が出ているくらいなんですから。

だから、秋田書店には面白い・魅力的な漫画を世に送り出しているという自覚と自信を持って欲しいです。いち読者の希望、もといお願いです。

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別窓 | 無駄日記 | コメント:2 | トラックバック:1
200808150315
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この記事のコメント
 
エビとエミコさんへ
200808150721
ブログ記事、拝見しました。

「現場の声」をこうして聞けて勉強になりました。

あれだけチラシに「平積み」「面陳」とありながら、実際には「入荷数が少ない・入荷自体がない」というのは寂しい限りです。
おそらく初版30000部前後の作品が多いと思われるので、全国の書店にくまなく配本される可能性は低いと思うし、「多く刷ったから多く売れる」と断言できないあたりも、秋田書店が初版の部数を増やさない一因かと。

漫画コミック市場が縮小均衡状態の中、秋田書店は良質のオリジナリティ高い作品を作り続けているのも紛れもない事実ですので、やはり「販売部数拡大」を達成して欲しいところです。(漫画家さんのためにも)
2008-08-15 Fri | URL | 人面犬 #p46NVFl2[ 内容変更]

 
200808161651
>人面犬さま
コメントありがとうございます。本来ならこちらから伺わなければいけないのに申し訳ないです。。。

「多く刷ったから多く売れる」訳ではない、でも少ないと手に入らないファンが出てくるでも(ry…堂々巡りですね。だからどこかで何かアクションを起こさないと、ずうっとこのままなんじゃないかって私は思うんです。

…秋田書店の漫画は面白いのにね。
2008-08-16 Sat | URL | タナカ #KqigePfw[ 内容変更]

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200808150713
秋田書店が全国の書店に自社出版物の紹介、販促を兼ねて配布している「秋田書店のコミック新刊ニュース」というチラシがある。 毎月、この... …

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